プレイルームのおもちゃたち。
入院経験のある幼いお子さんなら、一度は遊んだことがあると思います。
おもちゃは、長い時間をベッドで過ごす子どもたちにとって、重要な役割を担います。
病棟のおもちゃは、沢山あります。他の病院と比較しても、多いと聞きました。
年季の入ったものも少なくありませんが、綺麗に保存、整理され、大切に使用されています。
このおもちゃたちは、多くの方々の善意で集められました。
そして、専門病院という特殊環境で使用するために、医療に従事される方々の大変なご尽力のもとに管理されています。
感染症が疑われると、全て手作業で消毒を行うそうです。
そんな大変な管理をしても、これだけのおもちゃを置いていただけるということに、本当に感謝しかありません。

プラレール好きの息子が再入院した時、走らないプラレールがありました。
そのプラレールは、前回退院した時にプレイルームにプレゼントした、音が鳴る新幹線N700A。
走ると「終点東京です。今日もプラレールをご利用くださいまして、ありがとうございました!」としゃべります。
車軸に髪の毛が絡み、モーターが焼けてしまっていました。
みんなが、沢山、遊んでくれたことが分かり、辛い中で、嬉しく思ったのを覚えています。
もちろん、修理して復活!動き出した新幹線を見て、息子も笑顔。
今も「終点、博多~♪」と流れているといいな、と思います。
そんなおもちゃたちを、これからも、大切に使っていくため、また、沢山の子どもたちが遊べるように、メンテナンス、修理を行います。
壊れたおもちゃが再び動き出す喜び、物を大切にする気持ちを育むことも目的としています。
修理を行うのは、さんふらわ会員のパパ。
まずは、プレイルームのおもちゃを対象に「おもちゃ病院」を開催します。
日時 : 平成29年8月18日(金曜日) 15時30分~16時30分
場所 : プレイルーム
プロの修理屋さんではなく、病棟卒業生のパパです。
道具箱を広げ、ドライバー片手に、「おかしいなぁ~?」と冷や汗かきながら、おもちゃと格闘していると思います。
どうぞ、お気軽に声をかけてください。
そして、知識のある方、助けてあげてください!
また、会員のみなさまの中に、おもちゃドクターとしてご協力いただける方がございましたら、さんふらわにご連絡くださいませ。
あたたかいご支援、どうぞ、よろしくお願いいたします。
そして、おもちゃが大切に使用され、笑顔が増えますように。
(坂)